対地接続先(インターネットプロパイダ等)に正しくダイヤルできない

モデムなどで相手先(ISP・インターネットサービスプロパイダ)などにうまく接続できない場合にはいくつかの原因が考えられます。


1.発信音が聞こえません と表示される場合

◆モデムの「LINE」と電話回線が正しく接続されているかどうかご確認ください。

※一部のホームテレホンシステム(有線で繋がれている親子電話などを指します。※一般家電メーカーのコードレスホンなどの親機・子機のシステムはホームテレホンには該当いたしません。(但し例外もあります))には通信線(L1,L2)を電話機等への電力供給に使用しているものがあります。このような電話線にモデムを接続した場合、ショートを起こしてモデムやPC機器が故障してしまう場合があります。このような場合は弊社の保証対象外となりますので、ホームテレホンご使用の場合には、電話機メーカーやホームテレホン設置業者などに事前にお問い合わせください。

◆外線発信番号が必要な場合

外線発信をする際に特定の番号が必要(0(ゼロ)発信など)な場合には、「コントロールパネル」の中の「モデム」の「ダイヤルのプロパティ」の「外線発信番号」の設定で予め外線発信番号を設定しておく必要があります。

 


2.ダイヤルはしているようなのに、接続できない

◆ご契約の電話回線が「プッシュホン回線」か「ダイヤル」回線かを調べて、モデムの設定を変更してください。

モデムの設定は、プッシュホン回線の場合「トーン」、ダイヤル回線の場合は「パルス」となります。プッシュかダイヤルかの調べ方や、設定の変更のしかたはこちらをご参照ください。
(また、希に落雷等によりプロパイダ側の電話交換機やモデム等が故障していて接続出来ない場合があります。この場合はご加入のプロパイダにお問い合わせください)

      インターネットに繋がらない (トーンとパルスの違いとは?)

 

◆発信される電話番号自体が間違っている場合があります

接続先の電話番号もお確かめください。また、ダイヤルのプロパティの項目で正しい設定になっていないと、正しい電話番号を発信できません。

− 例 −

×
「市外局番」の項目に、市外局番以外の番号が入ってしまっている場合。

この場合、市外局番に入力されている番号を発信した後につづけて相手先の電話番号が発信されます。
例・ 正しい電話番号 03-3333-9999
   この例では市外局番に全ての数字が入力されているため、
   0333339999-3333-9999 と発信してしまう、など。

×
 外線発信番号が必要でないのに「外線発信番号」の項目に、数字が入っている場合。または、外線発信番号が必要な場合において、正しい外線発信番号が入力されていない場合。
×
「市外局番とダイヤルのプロパティを使う」の項目のチェックが外れているため、市外へ接続する時に、市街局番が必要なのに、実際には市外局番が発信されていない。

例・正しい電話番号= 03-3873-0000
   実際に発信される電話番号= 3873-0000


3.相手先の「応答がありません」と表示される

◆ISDN の場合、「同期通信」あるいは「非同期通信」のモデム(TA)が間違って設定されている可能性があります。

TAによっては「同期通信(Sync)」「非同期通信(ASync)」の2種類のドライバがある場合があります。現在のプロパイダはほとんどが「同期通信」方式(一部例外がある場合があります)です。プロパイダが同期通信方式を指定している場合で、非同期通信方式でダイヤルしても、相手側は応答をいたしません。同期・非同期のドライバの組み込み方は、ご使用のTAのマニュアルをご参照ください。

◆プロパイダ側でのネットワーク障害やサーバーダウンの可能性もあります。

今まで正常に使用できたにもかかわらず、ある時突然なってしまった場合には、インターネットプロパイダ内部のネットワークシステムの故障や、停電・故障等によるサーバー機のダウンなどが考えられます。この場合はインターネットプロパイダにお問い合わせください。


4.ユーザー名またパスワードが違う、と表示される

◆ユーザー名またはパスワードが違っている可能性があります。

インターネットサービスプロパイダから発効された、正しいユーザー名とパスワードを入力します。
※ユーザー名・パスワードのほとんどが、「大文字」「小文字」「半角文字」「全角文字」を厳密に区別しますので、ユーザー名・パスワードの文字の大文字と小文字が入れ替わっていたりしますと、ほとんどの場合は正しいユーザー名・パスワードとして認証いたしません。


5.ユーザー名・パスワードが認証され、接続できたにもかかわらず、WWWブラウザの画面に何も表示されない

◆(TCP) IPアドレスの設定が正しいかどうかご確認ください。

インターネットサービスプロパイダ(ISP)側で接続に必要なIPアドレスを指定してきた場合、正しいIPアドレスでないと接続されても何もデータが流れてきません。IPアドレスが違っていた場合には正しいIPアドレスに変更します。設定の仕方はご加入のISPの説明書をご参照いただくか、ISPに直接お問い合わせください。
また、同じように接続できない現象で逆のケースとしては、IPアドレスを自動的に取得するタイプのISPでは、TCP/IPアドレスの項目に特定のIPアドレスが入力されていると、障害が発生する場合があります。

※ダイヤルアップ(PPP)接続の場合には、「コントロールパネル」の「ネットワーク」内のダイヤルアップ用TCP/IPプロトコルのIPアドレスの項目に、直接特定のIPアドレスを入力してしまいますと、接続時に障害が発生する恐れがあります。ISPからの特別な指定がない限りは、コントロールパネル内のネットワーク設定で、ダイヤルアップ用TCP/IPプロトコルの項目にIPアドレスを入力しないようにしてください。

◆相手のネットワーク障害やサーバーのダウンなどの場合も考えられます。

表示したいサイト側でのトラブルで表示されないことがあります。

◆インターネット上が混雑している時間帯の可能性があります。

たとえば実際によく見かける例では、NTTの提供している通話料接続サービスで、夜11時から割引時間帯になる「テレホーダイ」などがあり、このサービスに加入しているユーザーが夜の11時を境に一斉にインターネットに接続するため混雑して、ネットワーク上のレスポンス(反応・データ送受信等)が著しく低下する等があります。これは、こちら側は混雑していなくても、相手先で混雑している場合にも同様な現象が発生しますので、繋がりにくいからといって加入しているプロパイダには非はないことがほとんどです。(ISPによっては自身の加入者数による混雑が原因になったり、バックボーン回線容量不足が原因である場合もあります)
また、海外のサイトでは時差等により、相手側の時間帯が混雑している時間帯である可能性もあります。


6.たまに「***Error (エラー)」と表示されてページを見ることができない

相手のネットワーク障害やサーバーのダウン、ページの削除などの場合が考えられます。

相手のネットワーク障害やサーバーのダウンなどで、特定のサイトやページなどを見ることが出来ない事があります。また、見たいページ(サイト)が相手側の都合により削除されていた場合でも同様に見ることはできません。

◆インターネット上が混雑している時間帯の可能性があります。

たとえば実際によく見かける例では、NTTの提供している通話料接続サービスで、夜11時から割引時間帯になる「テレホーダイ」などがあり、このサービスに加入しているユーザーが夜の11時を境に一斉にインターネットに接続するため混雑して、ネットワーク上のレスポンス(反応・データ送受信等)が著しく低下する等があります。これは、こちら側は混雑していなくても、相手先で混雑している場合にも同様な現象が発生しますので、繋がりにくいからといって加入しているプロパイダには非はないことがほとんどです。(ISPによっては自身の加入者数による混雑が原因になったり、バックボーン回線容量不足が原因である場合もあります)
また、海外のサイトでは時差等により、相手側の時間帯が混雑している時間帯である可能性もあります。