Windows98の上書きインストールならびに上書きインストールが失敗してから再度上書きインストールを行った時に、発生する可能性がある現象です。これはCONFIG.SYSファイル内の記述にEMM386.EXEが2重に登録されたために起こる現象で、Windowsの起動時に必ず一旦止まってしまいます。この現象を回避する方法は、まず何かのキーを押してそのままWindows98を起動します。
次にスタートボタンからWindowsの終了を選び、「MS-DOSモードでの起動」を選び、Windowsを終了させます。
そうしますと再起動して、真っ黒い画面のMS−DOS画面になり、C:¥WINDOWS>という表示が出て止まります。ここでキーボードから下図のように、

EDIT C:¥CONFIG.SYS と入力して、最後にEnterキーを押してください。するとテキストエディターが立ち上がります。

上の例の画面では、2行目と9行目に同じEMM386.EXEの記述が入っています。キーボードのBackspaceキーあるいはDeleteキーで最後の方の、
device=C:\WINDOWS\EMM386.EXE RAM という行を削除してください。キーボードのAltキーを押し、
カーソルキーの を押します。

カーソルキーで「閉じる(C)」を選択し、Enterキーを押します。

そうしますと、ファイルを保存するかどうか訊ねてきますので、キーボードの「Y」キーを押して「はい」を選択し、保存して元の真っ黒なMS−DOS画面に戻ります。最後に、「EXIT」とキーボードで入力してEnterキーを押すと、再起動してエラーメッセージが出ることなくWindowsが立ち上がります。 |