ハードディスクの認識にあたり、次の点をご確認ください。
◆IDEドライブの場合
- すべてのIDEデバイスのマスター/スレーブ設定の確認
IDEデバイスのマスター(Master)/スレーブ(Slave)が正しく設定されているかをご確認ください。
1本のIDEケーブルにIDE機器は2台まで接続できますが、この場合どちらかがマスターになり、もう片方はスレーブでなければなりません。ドライブの優先順位としては、マスターが最優先になり、スレーブはその次になります。
単純な構成例ですが、プライマリIDEのマスターがハードディスク、プライマリIDEのスレーブがCD-ROMである場合、ドライブの順序としてマスターのハードディスクがCドライブになり、スレーブのCD-ROMドライブはDドライブ、と、マスターとスレーブの違いにより、ドライブの順番が決定されます。IDE機器のマスター/スレーブの切替はご購入された機器の取扱説明書をご参照ください。
- IDEケーブルの向きをご確認ください。
IDEケーブルの差し込みの向きにもご注意ください。IDEケーブルの片側にかならず赤い線が入ってます。通常はこの赤い線側が、IDE機器の電源コネクタ側に向くようにして差し込みます。
- BIOSの設定
BIOSの設定で、Standard CMOS Setup内のIDE
機器の設定が(none(無し))になっていないかをご確認ください。
弊社では初期設定として全てAutoになっていますが、この項目がnoneになっていた場合には、Autoに変更してください。
また、Autoにしても認識できない場合には、BIOS内のHDD
AutoDetectionなどや、直接IDEドライブ設定の項目で該当するプライマリIDE/セカンダリIDEのマスター/スレーブデバイス上でEnterキーを押して、自動設定を試みてください。
上記2項目の設定に誤りがなく、ここで認識できない場合にはその増設した機器の故障が考えられます。
◆SCSIドライブの場合
- SCSI ID 番号が他のSCSI機器と重なっていないかご確認ください。
また、外付けのSCSI機器の場合、コンピューターの電源を入れる前に、SCSI機器の電源が入っているかどうかをご確認ください。
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