Windows XP では、Microsoft VM (Java
アプレットを実行する小さなソフトウェア) を
Web からインストール可能な Windows XP
のコンポーネントとして提供していました。これに関して
、2002 年 3 月にサン
マイクロシステムズ社がマイクロソフト社に対して訴訟を起こしました。Windows
XP 用の Java VM を Web
を通じて配布することは使用許諾契約で認められていないので、著作権の侵害に当たるという理由です。Microsoft社は2002年7月でWeb上での配布を一旦中止しました。
お客様が Windows XP(2001 年の秋にマイクロソフトが出荷を開始したバージョン)以外のオペレーティング システムを使用しているのであれば、その中に Microsoft VM
が既に含まれている可能性が十分にあります。
お客様が Windows XP を使用していて、弊社が2002年7月10日以前にプレインストールして出荷したWindowsXPを使用しているか、
またはお客様が Windows Update または マイクロソフトの Web サイト から 2002 年 7 月 10 日以前に Microsoft VM
をダウンロードしていれば、お使いのシステムには Microsoft VM
が組み込まれている可能性が高いです。
しかし、実際の問題として、Microsoft VM
を入手したいと考えるWindows XP
のユーザーの皆様は 7 月 10
日からしばらくの間一時入手をいただけなくなっておりましたが、9
月 2 日よりMicrosoft社は再び Microsoft VM
の提供を開始いたしました。
Microsoft VM は Windows XP Service Pack 1
(SP1) に含まれる予定です。これにより、現在Microsoft
VMをお持ちで無いWindows XPユーザーの方は、Windows
XP SP1を適用いただくことでMicrosoft VMを入手いただけるようになります。WindowsXP
SP1 はWindows Update で入手できます。
また、2002 年 9 月 2 日より、Windows XP および Windows Me 向けにセキュリティ問題が修正されたMicrosoft VM を再び提供を開始いたしました。この Microsoft VMは、Windows Update サイトにアクセスし、「重要な更新と Service Pack」と書かれた項目の一つに「セキュリティ問題の修正プログラム - 2002 年 3 月 4 日」を選択いただくことで入手いただけます。
お客様が開発者の方で、 Microsoft Visual J++ または Microsoft SDK for Java を使用してアプリケーションを開発されているのであれば、それらのアプリケーションの一部としてアプリケーションと共に Microsoft VM を再頒布する権利が使用許諾契約で認められています。再頒布権の範囲については、使用許諾契約を読んで確認してください。
この件についてのMicrosoft社の見解と今後の展望についての詳細は、こちらをご参照ください。
http://www.microsoft.com/japan/java/xp.asp
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